(ローズハートナウ2021.5月号 No.194掲載)
コツ1 揚げ物・焼き物には酢やレモンを味方にする!
酢やレモンに含まれるクエン酸には、食品中のAGEを減らす働きがあります。肉をマリネしてから焼くと、ただ焼く場合に比べAGE量が約半分に減ったというデータも。糖の代謝をスムーズにする働きもあるので、AGEが多めの食事には、レモンや酢といっしょに摂りましょう。
コツ2 サプリやキノコ類でビタミンB群をとる
ビタミンB1とB6は、糖尿病合併症の治療でも使われる抗AGEビタミンの代表格です。キノコ類はビタミンB群が豊富。さらに、ビタミンDや食物繊維のβ-グルカンも含んでいる健康食材です。積極的に摂りましょう。
コツ3 α-リポ酸を含む緑黄色野菜をしっかりとる
α-リポ酸には、細胞での糖の代謝にかかわり糖化を防ぐ作用が。また、ビタミンCの約400倍ともいわれる強力な抗酸化作用もあります。葉物類やトマトなど、緑黄色野菜に豊富に含まれる成分なので、毎日こまめにとるよう心がけましょう。
コツ4 フルーツはジュースではなく「丸ごと」食べる
手軽で健康に良さそうだから、と市販のフルーツジュースを選んでいませんか?市販のジュース類には果糖をたっぷりと含むものが多く、しかも果糖は糖質の中で最もAGEを作りやすいのです。健康のためなら、フルーツは丸ごととるのがおすすめ。ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンには、シワの原因となる活性酸素を抑え、AGE化を抑制する働きがありますよ。
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