(ローズハートナウ2021.4月号 No.193掲載)
そもそもツバメの巣とは
●食用や薬用に用いられるツバメの巣とは、東南アジアのごく一部の地域に生息するアナツバメが唾液を固めて作った巣のこと。
●中国では1500年も前から宮廷料理として食されてきた歴史がある。
●楊貴妃も愛した滋養・強壮・美容食材
中国では燕窩(えんか)と呼ばれ、ふかひれや干しアワビと並ぶ高級食材として珍重されています。世界3大美女のひとりとして知られる楊貴妃も永遠の若さを手に入れるために毎日食していたことで有名です。ツバメのひなが巣立った後は、同じ巣を使用することはないため役目を終えた巣のみが採取されます。
ツバメの巣は限られた地域でしか採取できず、食用にするための羽根や異物を取り除く加工にも手間と時間がかかるため、今も高級食材として珍重されています。
形状は、子どもの手のひらサイズの半月形。白色のものほど上質とされています。
●ツバメの巣の大きさ
長さ:約6.5cm~10cm 幅:約3~5cm
もっと知りたいツバメの巣